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〜オペレッタ〜

2月26日(土)年長組 卒園記念公演 バーネット原作「小公子」が上演されました。
このオペレッタは、オリジナルの脚本、音楽です。
長い台詞のかけあいや、ひとりで歌う歌は、子供達にとって難しいと思われました。
しかし練習に励み、役を膨ませることにより、情感たっぷりに演じるまでに成長し、
より魅力ある作品に仕上がりました。

アメリカに住む少年セドリック。
ある日、自分がイギリスの伯爵家の跡取りであることを
知らされる。
召使いのメアリが慌ててかけこんできた。
「ぼっちゃま、大変です。イギリスからお客様です!」

イギリスからきた弁護士ハビシャムはセドリックの父は
ドリンコート家の三男で、アメリカ人の女性と結婚し、
長男・次男・三男が亡くなった今、跡取りは
セドリックひとりになったことを告げる。
悩んだ末にイギリスへ渡ることを決心する。

旅立ちの日、仲良しの雑貨屋のホップスと靴磨きの
ディックが見送りに。
お別れに、貴族にふさわしいようにと立派なハンカチを
もらう。「さようなら大好きな友達。
さようなら大好きなアメリカ!!」

母と共にイギリスへ。
しかしセドリックの母のことを嫌う伯爵は、彼らを
別々の家に住まわせ、セドリックをフォントルロイ卿と
して育てようとする。

大変厳格なドリンコート伯爵。
人嫌いな癇癪持ちと町の人から言われている。
しかし、母親からおじいさまは大変やさしい人と教え
られているセドリックはそのことを不思議に思う。
「はじめましておじいさま。お会いできて嬉しいです。」

セドリックの無邪気さや純粋なやさしさが少しずつ
伯爵の頑固な心に変化をもたらす。

おじいさまも大好きだけど、
離れて暮らす母親が恋しいセドリック
「ママに会いたい!」

母への気を紛らすために伯爵は色々なおもちゃを
買い与える。そんな祖父に感謝をし、みんなの前では
明るく振舞うセドリック。

領地内で暮らす人々はセドリックのおかげで住みやすく
なる。伯爵に感謝する人々を見て
「ぼくもおじいさまみたいに立派な人になりたいな。」

しかし、伯爵家の長男と結婚し、跡取りの息子を
産んだと言いはるミーナという女性が現れる。
そのニュースは遠いアメリカにも届いた。
「セドリックはフォントルロイ卿にはなれないのか!」
と悔しがるディック

ミーナはディックの兄と結婚しており、子供の年から
話のつじつまが合わないことに気づく。弁護士とともに
「よし、セドリックを助けに行こう!」
張り切るディックとホップスと弁護士

ミーナが品がないこと。そして、セドリックが正統な
跡取りでないことに落胆した伯爵。
しかし、人々のおかげで、彼女が詐欺であることが
明かされる。

セドリックがここまで立派に育ったのは母親のおかげで
あることに気付き和解をする。
「ママとおじいちゃんと一緒に暮らせるなんて 夢みたい!」

子供達の迫真の演技は場内の涙を誘い、鳴り止まないたくさんの拍手をいただきました。
3年間、あるいは2年間の幼稚園生活の集大成として、観にいらっしゃったお客様の
心に残る作品になったのではないでしょうか。
ご父兄の皆様からも感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。

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●一生懸命演じる子供達の姿を見ながら涙がこみ上げてくる程、感動させられました。
子供達の心の中に、年長さんみんなのお友達との団結心と、素直に育つ子供の美しさ、
すなわち、主人公セドリックの心が宿っていると感じました。

●モンテッソーリーのお仕事を経験したからこそ得られた大きなものをこの最後の
1ヶ月で完成したのだと思いました。
子供だから決して妥協することなく、最後まで諦めず頑張ることの大切さ、ただ上手に
歌ったり演技するだけでなく、自分の出番まで静かに待つこと。他の人の演技をよく見
ることの大切さ、それらを教えて下さったこのオペレッタは白百合学園幼稚園の教え
そのものだと実感致しました。

●オペレッタは大作でした。本当に素晴らしく演じ切り、子供の力をあそこまで引き
出して下さった先生方のお力に感動すると共に感謝でいっぱいになりました。

●どの場面においても子供達がその持てる力を充分にに発揮し、ひとりひとりが主役と
なって物語りをつくり上げているように見受けられました。
子ども達全員が同じ方向に情熱をかたむける経験は、将来何か自分の目指す方向に意欲を
持って進むための力の根源がここで生まれたとするならば、嬉しい事であります。

●親子で一生心の中に大切な思い出として、いつまでも心に残る作品になりました。
園長先生が台本をお書きになり、1ヶ月に及ぶ練習の中で、細かい演出や1人1人の
仕草、歌の練習など丁寧に御指導下さり、時には勇気づけて下さり、そして子供達も
1つに心をまとめて、あの素晴らしいオペレッタが完成されたのだと深く深く感謝
申し上げます。最後は涙涙で拝見させていただきました。
私も大きな勇気と感動をいただきました。

●発表まで短い準備期間にも関わらず、脚本、構成を始め、演出、個々人の演技力と
全てに亘って完成度の高い作品に仕上がっており、ただただ驚かされました。
中高生レベルに達しているほど素晴らしく、演劇コンクールに出品したら間違いなく
グランプリを受賞できるのではないかと思った程でございます。
先生方の崇高なご指導力、子供の無限の可能性を再認識いたしました。


平成23年3月31日